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その紫の 黄昏の

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  ウォーターヒヤシンス     (ホテイアオイ) ミズアオイ科 暑い! 暑いったら暑い! 真冬の寒さに凍えそうな日は灼熱の炎天下に憧れるくせに、灼熱地獄にいると八寒地獄に恋焦がれるのだから勝手なものだ、と己を恥じる。 地球に生まれしものは 人間以外 文句も言わず 与えられた場所で静かに生を全うするというのに。 彼らの姿が消え去るときに見る 黄昏の向こうには きっと憎しみも妬みも悲しみもないのだろう。 ただ愛おしさだけを抱きしめて。 なんて潔くて清らかなのかしら いつか自分が旅立つときには そんなふうに見習ってこころ静かに出発したいなぁ。 ならば 今の自らの生を生ききって死にきるよう集中しなければ。 沢山 笑い、悲しみ、感謝しながら。 知っていますか? 心静かに旅立っていった、 あなたが大好きだった 懐かしい いきものは (人間を含む)  黄昏のむこうで  それは美しい微笑みを浮かべ、 万物に祈りを捧げながら その愛するものたちの傍らに静かに佇むがごとく 平安を願ってくれる。 紫色の黄昏が恋しいのは その尊さをこころが自然に 慕うからなのかもしれない。 亜熱帯に似た熱気をそれでも疎ましく感じる私は   静かに咲く紫色の花に敬意を払おう。

華のしんせき

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 紫君子蘭  ムラサキクンシラン ヒガンバナ科   秋の紅い曼珠沙華が好き。 この季節にもその親戚は咲くのね。 どこかの鬼が探してた彼岸花に少し似てるかも。 オニは誰の心にも住処を持っているそうで。 だから時々 心に住む鬼に気付いても大概  人でいられれば上等なのだと思うことにしている。 そうありたかった自分と  見たくなかった自分は如何なる時も心の中に混在する。 なりたかった自分を夢見ることは一見慎ましい行為にみえるかもしれないけれども あちらとこちらは紙一重。囚われてしまえば どちらもおなじ愚かな思考と行動パターンを繰り返す。 鬼なる部分を自らが見出したとて   微塵も気付かぬふりして隠し通せたなら 上等  上出来   上弦の月。 それはそう 雷は閃光を放つし、 地球は今も自転しているし、人は神ではないのだから。 でも パワハラむざりんはやりすぎよねぇ・・・。 ・・・私、無限列車に乗りすぎたかも